*2005/9/26のINDEX日記からの転載です

■版権モノを作ると、版権料のほかにサンプルの提出を求められます。
で、マテバのサンプルを作ってるんですけど、ちょうどいい機会なので、
組み立て方の補足&小改造の方法を紹介したいと思います。
組み立て説明書と併用してみてください。

●小改造その1
型抜きの方向の関係で、銃口が3ミリぐらいしか掘り込んでありません。
そこで、これをもう少し深くしてやります。

彫刻刀で円柱をいきなり彫るのは難しいので、ピンバイスでブスブス穴を開けてやり、それをつなげて大きい穴にします。
こういうときは、モーターツールや電動ドリルとかがあると便利。

 

大雑把に穴が開いたら、デザインナイフや彫刻刀で丸く形を整えます。
円棒に荒いペーパーを巻いて、内側の凹凸を均します。

 

●組み立て方の補足その1

パーティングライン(シリコン型の合わせ目)を消すには、
消えるまでカッターの刃を立ててカンナ削りするとか、ペーパーをかけ続けるとかあります。
が、これでは形が変わってしまうことが多いので、
技研ではパーティングラインのまわりを掘り込んで、パテで埋めて均す方法をとっています。


ぐるっと掘り込んで、ポリパテを盛ったところ。
あ、気泡埋めもこのときに一緒にやってしまいます。

この後の手順を詳しく書くと、

・ポリパテのはみ出た部分をカッターで削り落とす

・ポリパテの気泡や盛り足りない部分に再度ポリパテを盛る

・2度目の盛った部分のはみだし部分をカッターで削り、180番のペーパーをかける

・キャストとポリパテ境目や、ポリパテの小さい気泡をラッカーパテで埋める

・ラッカーパテを盛った部分に320番のペーパーをかける

・全体にサーフェーサーを吹く。320番のペーパーでできたキズや凹みにラッカーパテを盛る

・全体を400番のペーパーで磨く
こんな感じになります

 


・全体に下地のサーフェーサーを吹く

・塗装

この手順を行うとキレイにラインが消えてくれるんですが、めちゃくちゃメンドクサイので、
パーティングラインの段差は「見なかったことにする」のもひとつの手です。
塗装してしまうと、かなり気にならなくなりますから。

●小改造その2

スイングアウトをするにはヨークの強度がちょっと心配なので、
真鍮線で補強を入れることにします。

 

2.5ミリの穴を開けて、2ミリの真鍮線にエポキシ接着剤を付けて差し込みます。
まあ、ここを補強しても、次の弱いトコが弱点になるんで、スイングアウトするときはそっと扱ってください。

●小改造その3

シリンダーギャップ(シリンダーとバレルの隙間)は、原型ではコピー紙1枚ぐらいの隙間に作ったものの、
型とキャストの収縮で、製品では1ミリぐらいに広がってます。
横から見たときに、さすがにこれではカッコ悪いんで、1ミリのプラ板からリングを切り出して接着します。

 

●組み立て方の補足その2

シリンダーのリムはモデラーズのゴールド(スプレー缶)を使っています。
先にゴールドを吹いておいて、リムをマスキングテープの細切りで覆い、キャロムのブルースチールを吹きます。

 

側面までゴールドが回るとやっかいなので、側面は紙で覆っておきます。

マスキングをするのがメンドクサイ場合は、ブルースチールを吹いてから、
ゴールドを小皿に吹き付けて、筆塗りする方法もあります。

●組み立て方の補足その3

弾頭、グリップのネジは、厚紙などに両面テープで貼り付け、スプレーするようにすれば、
手が汚れません。

あと、弾頭の塗り分けは、接着する面に穴を開けて、棒を差し込むと塗りやすいです。
弾頭の塗り分けには、メタルカラーのアイアンを先端部分に、根元部分はカッパーを使ってます。

●組み立て方の補足その4

グリップの木目塗装のやり方は、こちらを参考にしてください。

●組み立て方の補足その5

各パーツはエポキシ接着剤で接着します。
エポキシ接着剤は硬化時間が長いので、マスキングテープで仮止めしておきます。

 


戻る