*2009/4/1のINDEX日記からの転載です

■ポンプアクションで撃ってる動画を見てみたいとの声があったので、
YouTubeにアップしてみました。

撃つたびに、左手でスライドを前後に動かして、手を元の位置に戻して〜
という動作を省けますから、けっこう連射速度を上げることができます。

■さて、今回は外観的なカスタムについて。

まずは、他の機種の参考にもなるように、塗装の基礎の話をしましょう。
塗装は、塗料に含まれる有機溶剤でプラスチックの地を少し溶かして浸食し、
塗膜と地を一体化させて、固着させます。
ここで、地の表面に油分があると、それが膜になって浸食を阻害しますから、
塗料が剥がれたりする訳です。

プラスチックの成型時に付く油もありますし、手で触ると手油も付きますから、
塗装の前にこれを落としてやる必要があります。
ガレージキットの場合は、シンナーに強いポリウレタンで出来ていますから、
強力なシンナーで洗う手が使えますが、NERFはあまり強くないABS製なので、
クリームクレンザーをかけて、古歯ブラシでごしごしこすって洗ってやりましょう。
クリームクレンザーに含まれる研磨剤で細かいキズが付くので、
より塗料が食い付きやすくなって一石二鳥ですよ。
当然完全に分解してから、洗浄は行います。洗えたら、乾かしておきます。

 

あと、油分があると接着もパテ盛りもできない、というか
同じ理由で剥がれてきますから、そういう改造をするときも必須の工程です。

次に、塗装の下地として、サーフェーサーを吹きます。
上に乗せる塗料をより固着させる役目もありますが、
その他に地の色を覆い隠す役目もあります。
サーフェーサーを吹かずに塗装するとー、塗料の色にもよるんですが、
地の色がなかなか消えてくれず、透けて見えてしまうことも。
それを塗りつぶそうと、何回も塗料を重ねるとエッジが甘くなったりと、
ろくなことがありませんから、回り道に見えても、サーフェーサーは吹いておいた方がいいです。

丁寧に作業する場合は、一度吹いたサーフェーサーを400番ぐらいの
耐水ペーパーで削り落として、凹みをラッカーパテで修正して、
さらにもう一度サーフェーサーを吹くという、成型時に出来るヒケを均す工程を入れるのですが、
今回は時間がなかったのでこれは省略しました。

黒部分の塗装は、いつも使ってるキャロムショットのブラックスチールを使いました。
色味が気に入ってるのと、耐油性に優れているので愛用してるんですが、
いかんせん高価(3000円ぐらいする)なので、プラカラーでもいいと思います。
プラカラーで塗装する場合は、ラッカー系かエナメル系を使いましょう。
水性アクリルは、耐油性に難があるので、触ってるうちに、
塗膜がグズグズになることがありますから。

グリップとフォアグリップは、これまたいつもの木目塗装。
段階写真は撮ったんですけど、詳しいやりかたは、こちらを参照して下さい。

     

エアブラシがあることが前提なので、中級者向きです。
最近はプラのグリップが主流なので、半光沢〜つや消し黒とかでもいいと思います。

■次に、形状のカスタムについて。
グリップは、エポキシパテを盛って形を出して、浅い凹みをポリパテで埋めて
均して〜、という地味なやり方。
フィンガーチャンネルを変更する時間もなかったので、中央の凹みを埋めてから、
なだらかな曲面にするぐらいに留めました。
親指が当たる部分をゆるやかに凹ませるぐらいやりたかったんですけど。

     

表の段になってる角を削ったので、裏側の薄くなっているとこは、
エポキシパテで裏打ちしてあります。

 

チューブマガジン代わりのパイプ先端部分は、ちょっとディティールが欲しかったので、
ライトのレンズとリングを切り取って、接着しました。
パイプ部分はフォアグリップとこすれて塗装がはげてしまうので、
パイプ部分はマスキングしてから、先端部分のみ塗装してあります。

  

マガジンの下の模様は、ショットガンのイメージに合わない気がしたので、
をポリパテで埋めて消してあります。マガジンハウジングに収まる部分は、
塗装しても見えないのと、ハウジングの内側とこすれてしまうので、
そこはマスキングしてから塗装しました。

  

同じ理由でバレル側面の模様も消したかったのですがー、
ここらへんの作業をしてる段階で、当日の午前1時ぐらいで、
ちょっとは寝たかったので、これも諦めー。

これは失敗例。NERFのロゴを削ったものの、地がザラザラ面だったので、
逆に目立ってしまいました。
そこで、エポキシパテを盛って、荒い紙ヤスリを押しつけて
ザラザラ面を作ってみたもののー、荒さが異なったので、なんともみっともないことに。

 

そのままにしておけば良かったー。
シリコンゴムを使い、スタンピングという手法でそっくり同じザラザラ面を
再現する方法もあるのですが、↑とおなじ理由で、これも諦めー。

ちょっとはディティールを変えたかったんで、
スライド側面の排気孔(?)みたいなディティールは埋めてあります。

 

■フレーム後端、フォアグリップは、CADで設計、モデラという機械を使い、
エポキシパテから削りだして作ってあります。

後端は、ストックの接続部分を切り取って、これに付け足す形。

         

ストックの支柱はピンで固定してあるので、ピンを引き抜いて外そうと
悪戦苦闘したものの、ものすごく硬くはまっていて、諦めてパーツを切断することに。
切断してからピンよく見てみると、抜け防止の溝が刻んであるので、
ここはパーツを切断するしかないみたいです。

フォアグリップもストックと同様の作り方。
この作り方のくわしい解説は、「カスタムロボットパーフェクトブック」や、
の「ロボコンマガジン」オリジナルロボット外装の作り方に書いたので、そちらを参照して下さい。

         

形状的に正確な円筒型、等間隔の滑り止めの溝を、
2日ほどで作る必要があったので、この手法を使いましたが、手加工だけで作る方法もあります。
プラ板から円筒型を120枚ほど切り出して、積層するという。
昔は、CADとか使えなかったものですから、そういう方法しかなかったんですよー。

■フレーム後端は、スイッチひとつで取り外しが可能で、
取り付け部分は手を加えてないので、リーコンのストックをそのまま取り付けることができます。

が、手持ちのリーコンのストックはこれの基部に使ってしまったし、ストックだけの別売はないし。





ストックの組み替えが出来るものの、現状は外すしかできないという、
なかなか見事なオチが!。

 


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