Damienさんより、MN-23用の30連マガジンの製作レポート
(2003/10/4 inedex日記より転載)

■と、いうわけでMN-23用の30連マガジンをでっち上げようと手を動かしました。

M-16系のマガジンをなんとかMN-23に取付けられないかと加工してみました。
どうせ加工するときに傷つくのですから、外観に傷が合っても構わないのでオークションで中古品をなんとか手に入れました。
金属のケースと中のプラスチックのインナーマガジン本体は、両サイドの小さな穴の部分をマイナスドライバーで押しながらずらして分解します。
分解後の部 品を見れば構造が分かると思います。 (写真1)

1.まずBB弾を押さえておく爪のスプリングケースの長さを詰めます。こうしないとファマスのフレームに当たってしまいます。
3.0ミリ詰めればOKで す。と、いうかそれ以上詰めるとスプリングの押さえが無くなってしまいます。 (写真2)

2.微妙に給弾口の位置が違っているので、プラスチックの蓋の部分の前後をほんのちょっとヤスリます。
微妙にRが付いている部分が無くなるくらいでOKです。

3.私は純正マガジンがスムーズに入るように発泡アクリル板でガイドを作ってしまったので、M-16系のマガジンの後ろにある誤挿入防止用の膨らみが邪魔になってしまいました。
ガイドに溝を作ってやればマガジンの上部を切り取るだけで良かったのですが、ガイドはがっちり固定しまっていて作り直すのが面倒なので、マガジンを加工する事にしました。
私のようにガイド板を付けてなければ、上部13mm程度削り取ればフレームに収める事ができるはずです。
 と、いうわけで私は完全にマガジンの後ろの凸面が平になるまでグラインダーで削りました。
その後蓋をするために0.4mmの真鍮板を幅18mmに細長く切り出してハンダ付けしました。
当然金属加工用のハンダとフラックスと100Wくらいのハンダ鏝が必要です。 ちなみに私は60Wのしか持ってなかった ので、思うようにハンダが鎔けなかったのですが、なんとかくっつけることができました。
(写真3) (写真4)

 また真鍮板は0.4mm程度だとPカッターでプラバンを切るようにすれば、折って切る事ができます。
そうそうプラスチックのインナーマガジンには位置決め用の凸が後部下の方にありますから、ここを削らないと真鍮板で蓋が出来ません。

4.マガジンリリースボタン(レバー)に引っ掛かるようにマガジンケースに四角の穴を開けます。
4ミリ程度のドリルで穴をいくつか開けて、ヤスリで繋ぐといいですね。あとはひたすらヤスリで四角に整形します。穴の上辺の部分は金属ケースの上面から24.2mm前後のところです。
(写真5)

削りすぎると、マガジンの位置が下がってしまって給弾がうまくいかなくなりますので、借り組みを何度もして調整が必要です。
きついくらいでないと給弾がうまくいかないようです。角を丸くする程度の削りすぎでも緩くなるので注意が必要です。<経験者談(^_^;)

で、とりあえずMN-23に取付けられるようになったのですが、給弾の具合がいまいちです。
微妙にファマス用とM-16用の給弾口とBB弾の押さえが違うせいもあるのかもしれません。ひょっとすると中古のマガジンを手に入れたせいかもしれません。
 結局、ファマスのマガジンと見比べながら、プラリペアを盛りつけたりして、ファマスのものと似たような形に爪を加工してどうにか順調に動くようになりました。
当然プラリペアを盛りつけるためには、マガジンケースの中身をばらさなければなりません。給弾用のスプリングの組み付けはセロテープで借り止めしながら組み直す必要があります。
組み直せなくてもいいと開き直るか、自信がないとできませんね。私は開き直りましたけど。(^_^;)
 なんとか給弾不良せずワンマガジン撃ちきる事ができるようになりました。
(写真6)

M-16のケースに中身を入れ替えればすんなり行くと思って手に入れた、ファマスの予備のマガジンは結局使えませんでした。(T^T)

なにか皆さまの参考になれば。
Damien







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